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ウェルビーイングへの
貢献の考え方と目標

私たちが目指すもの

タカラトミーグループは、アソビを通じて持続可能なウェルビーイングを世界中の人々に届けることを目指し、社会的価値を可視化するためのロジックモデルを策定しました。このモデルでは、3つのアウトプットと3つのアウトカムを導き出し、最終的なインパクトとして「4.1億人の健幸価値をアソビによって創出する。」を掲げています。

まず、私たちがアソビを通じて提供するアウトプットは以下の3つです。

高品質な夢中

大好きな事に夢中になれる体験の提供

健やかに自分らしく

思考し自分を表現する体験の提供

賑やかな人と人との繋がり

人と一緒に過ごす体験の提供

これらのアウトプットを通じて、次のような3つのアウトカムを生み出します。

日々の楽しさ・満足度を高める

人生を豊かにする能力を高める

ひとりではない 人との繋がりを増やす

これらの成果を積み重ねることで、私たちは「4.1億人の健幸価値をアソビによって創出する。」というインパクトの実現を目指します。

めざすインパクト

タカラトミーグループがめざすウェルビーイングへのインパクト(影響)。

貢献するアウトカム

ウェルビーイングのためにタカラトミーグループが特に貢献できるアウトカム(成果)の領域。ウェルビーイングに必要な要素を分解したうえで、特にタカラトミーグループのアソビが貢献できる領域を関連研究の調査やアンケート調査および有識者との対話をもとに特定。

貢献のためのアウトプット

アウトカムのためにタカラトミーグループが貢献できる事業。調査や有識者との対話の結果を踏まえ、アソビを通じて貢献できる体験を特定し、各事業責任者と取り組み方を特定。

高品質な夢中 大好きな事に夢中になれる体験の提供

貢献のためのアウトプットと
貢献するアウトカム

貢献する
アウトカム

日々の楽しさ・満足度を高める

貢献のための
アウトプット

大好きな事に夢中になれる体験の提供

リカちゃん

「今日はリカちゃんとカフェで働くの。明日は美容師になるんだ。」そんな声が聞こえてくるのは、リビングの片隅に広がる小さな世界。リカちゃんは、子どもたちが自分の「好き」を見つけ、夢中になれる時間を届けてくれる存在・・・。

タカラトミーグループが届けてきたアソビには、「好き」を見つける喜びと、それに夢中になる幸せが詰まっています。きせかえアソビ、おしゃれアソビ、ごっこアソビ——そのすべてが、想像力と感性を育てるアソビです。例えば、自分で選んだ服を着せて、髪を整えて、物語をつくる。その過程で、手先の器用さや美意識が育まれ、将来の夢につながるきっかけになることもあります。美容師、ファッションデザイナー、雑誌編集者——アソビの時間が、未来への扉をそっと開いてくれるのです。
私たちは、こうした「夢中になれる体験」を通じて、日々の生活に楽しさや満足感をもたらし、ウェルビーイングの向上に貢献していきます。

期待されるアソビの効果

アソビがあることで——

人は「好き」を見つけるきっかけを得て、自分の興味に夢中になる時間を持つことができます。夢中になる体験は、日々の生活に彩りを与え、
好奇心や探究心を育てる原動力になります。

期待されるアソビの効果

自分の「好き」を発見し、
夢中になれる時間を持つ

日々の生活に
楽しさと満足感をもたらす

好奇心や探究心を育み、
将来の夢のきっかけになる

社会的背景

日本の低い生活満足度

24位/25か国

近年、世界的に生活満足度の停滞が課題となっており、特にパンデミック以降、人々の主観的幸福感や日常の充足感に対する関心が高まっています。OECDの調査*によると、加盟国の平均生活満足度は7.4であるのに対し、日本は5.89と低い結果でした。これは、日本において日常の楽しさや満足感を得る機会が相対的に少ないことを示唆しています。
このような背景のもと、私たちはアソビを通じて人々が夢中になれる体験を提供することで、日常の中に肯定的な感情を生み出し、生活満足度の向上に貢献したいと考えています。

* OECD - How's Life? 2024
※タカラトミーサイト以外に移動します。

健やかに自分らしく 思考し自分を表現する体験の提供

貢献のためのアウトプットと
貢献するアウトカム

貢献する
アウトカム

人生を豊かにする能力を高める

貢献のための
アウトプット

思考し自分を表現する体験の提供

プラレール

「この駅と、この直線レールをつなげて、次は・・。」
そんな一言から始まる、子どもたちの真剣なまなざし。プラレールは、ただの電車アソビではありません。頭の中で構想を練り、レールを選び、レイアウトを組み上げ、車両を走らせる。——そのすべてが、思考と自己表現の連続です。

タカラトミーグループは、アソビを通じて「思考し自分を表現する体験」を届けています。アソビを通じて自分の考えや感情を形にし、親や友だちと対話しながら、自分らしさを育んでいきます。親子で協力しあいながら、自分だけのレイアウトを組み上げる。アソビの中で、親子で話し合ったり触れ合うことで、親子の絆を深めることもできます。
アソビは、感情のコントロールや他者との協働、そして「自分らしさ」を肯定する力を育てる場です。私たちは、アソビを通じて「自己表現に自信を持てる人」を増やすことで、人生を豊かにする力を育み、ウェルビーイングの向上に貢献していきます。

期待されるアソビの効果

アソビがあることで——

自分の考えや感情、自分らしさを自由に表現する場を持ち、創造性や自己肯定感を育むことができます。アソビは、違いを認め合い、他者と対話する力を育てる貴重な体験の場となります。

期待されるアソビの効果

自分の考えや感情、自分らしさを
自由に表現する力を育む

自身の感情と向き合い、
感情をコントロールする力を育む

他者との違いを受け入れ、
対話する力を育む

社会的背景

日本の子どもの社会的スキル

29位/41か国

近年、世界的に教育の現場では、学力だけでなく「非認知能力」や「社会的スキル」の重要性が強調されています。ユニセフのレポート*でも、友達をつくる力や感情のコントロール、他者の感情を理解・共感する力などが、子どもたちの健やかな成長に欠かせない要素として言及されています。
その中でも日本は、学力面では高い評価を受けている一方で、社会的スキルの面では課題が残されています。ユニセフの調査では、日本の子どもたちの社会的スキルは低く、41か国中29位。自己表現の機会や自分らしさの肯定が不足していることが背景にあると考えられます。

* unicef - Innocenti Report Card 19 Child Well-Being in an Unpredictable World
※タカラトミーサイト以外に移動します。

賑やかな人と人の繋がり 人と一緒に過ごす体験の提供

貢献のためのアウトプットと
貢献するアウトカム

貢献する
アウトカム

ひとりではない
人との繋がりを増やす

貢献のための
アウトプット

人と一緒に過ごす体験の提供

BEYBLADE X
©Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu,
BBXProject, TV TOKYO
©TOMY

「もう一回勝負しよう!」
ベイブレードが回る音とともに、子どもたちの笑い声が響く。隣では、お父さんが応援し、おじいちゃんがコツを教えている。アソビの場には、世代を超えた繋がりが自然と生まれます。

タカラトミーグループは、「人と一緒に過ごす体験の提供」を通じて、家族や友人、地域社会との絆を育むアソビの場を創出しています。協力して遊ぶ、対話を通じて関係を築く、共通の目的に向かって取り組む——そんな体験が、人と人の繋がりを深めていきます。

現代は、オンラインでの交流が多くなり、直接顔を合わせる機会が減っている時代です。だからこそ、アソビが持つ「一緒に過ごす力」は、より一層大切なものになっています。私たちは、アソビを通じて人との繋がりを実感できる機会を増やすことで、ウェルビーイングの向上に貢献していきます。

期待されるアソビの効果

アソビがあることで——

人と人の繋がりが自然に生まれ、家族や友達との絆が深まります。アソビは、協力や共感を育み、安心して自分らしく過ごせるコミュニティの形成にも繋がります。

期待されるアソビの効果

人と人が繋がる
きっかけや場をつくる

家族や友達との絆を深める

他者との協力や共感の力を育む

社会的背景

日本の子どもの精神的幸福度

32位/36か国

世界的に、子どもたちの精神的幸福度や社会的つながりの希薄化が課題となっています。特に都市化やデジタル化の進展により、孤独感や不安感を抱える子どもが増えています。
ユニセフの調査によると、日本の子どもたちの精神的幸福度は36か国中32位と低く、親との時間の少なさや学校での友人関係の希薄さが要因とされています。また、自殺率の高さも深刻な社会課題として継続的に注目されています。こうした背景から、人とのつながりを育む体験の重要性がますます高まっています。

目標とKPI

のべ4.1億人のウェルビーイングに貢献することを目指し、該当する製品・サービスのユーザー数および利用者数を、目標・KPIとして設定しました。
今後、効果検証など行い内容をブラッシュアップしていきます。

貢献テーマ KPI 実績
(2024年度)
目標
(2030年まで)
進捗

【高品質な夢中】

大好きな事に夢中に
なれる
体験の提供

大好きな事に夢中になれる
体験を提供する製品・サービスのユーザー数・利用者数*

2,836万人

22,600万人

12.5%

【健やかに自分らしく】

思考し自分を表現する
体験の提供

思考し自分を表現する体験を
提供する製品・サービスの
ユーザー数・利用者数*

366万人

3,100万人

11.8%

【賑やかな人と人の繋がり】

人と一緒に過ごす
体験の提供

人と一緒に過ごす体験を提供する製品・サービスのユーザー数・
利用者数*

2,516万人

15,500万人

16.2%

合計

5,718万人

41,200万人

13.8%

* 貢献テーマに該当すると考える主要製品・サービスのユーザー数もしくは利用者数(イベント参加者など)を測定可能な数値から推計。それぞれのテーマに該当する主な製品・サービスは以下の通り
【高品質な夢中】トミカ/トミカプレミアム、リカちゃん、アニア、TRANSFORMERS、TOMIX、キデイランド、トミカ博、プラレール博、各種イベントなど
【健やかに自分らしく】プラレール、デュエル・マスターズ(トレーディングカード、デジタルゲーム)、ZOIDSなど
【賑やかな人と人の繋がり】ベイブレード、トイゲーム(人生ゲーム、黒ひげ危機一発など)、ベビー用品(6WAYジムにへんしんメリープラスなど)